AI素材、ストックイラストにも写真にも増えてきましたね。
私自身はWebライターとして写真を探すことも多いのですが、AI写真が多くて探しにくいなあって思うときも多々あります。
AI素材でもいいときもあれば、AI素材だと使いにくいときもある!
個人的に思った、AI素材の向き不向きや選び方を考えてみました。
AI生成素材が向いている分野
・占い
・架空のストーリー(実名をふせた体験談なども含む)
・IT用語の解説
イメージが確定できない、ふんわりとしたものはAI素材でも違和感ないかなと思いました。
たとえば占い。
これはイラストやCGで処理した写真なんかもよく使われるので、AIでも違和感なさそうです。リアルじゃ見えない、不思議な世界観とマッチしそう。
ファンタジー小説とかはもちろん、体験談とか実名をぼかした話とかはAIでもいいんじゃないかな?架空の家とか架空の人物、読み手も実際の事実をぼかしているから受け入れやすい。
あと、IT用語の解説や一般的でない分野の説明も、あえてAI素材を入れてみるのもいいかも?
これって人物写真の必要ないから、あえてAI美女とかがあってもいいかなあって。仮想空間とか、目に見えないものの解説にも向いていそうです。
イラストだと軽すぎる、イメージ固定しすぎるって場合でも、AIだとリアルとイメージの中間ぐらいでちょうど良さそうな気もします。
えっと、あくまで個人的な考えなので、違うと思っても怒らないでくださいね。
AI素材が向かない分野
・美容と医療
・婚活アプリや結婚相談所
リアルさが求められる分野は、AI素材難しそうですね。たとえば最新医療の話題ならAIでも未来感あるけど、真面目な健康テーマでAIで作った元気なお年寄り画像が出てきたら、ちょっと嘘っぽい。
婚活アプリの紹介や結婚相談所のブログにAIで作った美男美女の画像出てきたら、積極的な気持ちにはなりにくいだろうなあ。
普通にモデルさん使った方が、まだイメージわきやすくなるかも。
美容に関しても、加工してでも本物のモデルの方が良いと思う。

たとえばコチラの写真、ちょっと考えてしまう。
中指短くない・・・かな?そもそも中指だけを顔に添えるポーズってあまりしないと思う。手の大きさと手首の角度も気になってしまう。私だけかもしれませんが。。。
きれいだけど、肩のラインや眉の均一的な濃さと太さもひっかかる。別にリアルな写真と誤解させるためのAIではなくて素材としてのAIだから作り物っぽくてもいいんだけど。
自分がイラストにするとして、こんな風に描くかな・・・?と考えてしまいます。
少なくとも手のポーズは変えちゃうかも。
これはこれで完成だと思うので、個人の意見です。
個性があるしキレイなので、パッと目を引く効果はありますよね。キャッチーだし、目立つと思う。
でも、Webライターのアイキャッチとしては違和感が出てしまうと、記事内容にも影響がでそう。
少なくとも自分が「?」と思った画像をクライアントには提出することはできないと思って例にあげてみました。
肌の質感や髪の流れ、耳の形に陰影などがリアルに近いだけに、すべてが完璧じゃないとムズムズしてしまう。。。美容記事には使いにくいかな?
全然違うアイテムのイメージ記事なら使うかもしれません。
うまく作られている方いますが、女性をターゲットにした美容って人間味がないと、自分に反映してイメージしにくいと思う。ちょっと距離が遠すぎるというか。
AIの普通っぽいかわいい女の子より、超絶美人でも本物の人間の方が憧れ抱きやすそう。「自分もこうなりたい♡」っていう理想を描きたくなると思う。
記事に挿入するAI生成素材の選び方
自分のブログにならいくらでもAI素材選んでも問題ないけれど、Webライターとして依頼を受けて作成した記事ならば、AI生成素材以外を選びます。
AIだとちょっと個性が強すぎて、記事の内容やタイトルもイメージ左右されそうなんですよね。ピタリとマッチしていればいいけれど、ご依頼いただく内容は割とリアルな内容が多いので。
「スピリチュアル」とかがテーマなら、迷わずAI素材を選ぶかな?
でも、結婚相談所のブログなら、やっぱり写真を選んでしまいます。本物の人物の方が自分に投影しやすいし、異性も違和感なく想像できると思う。

実際に会員ではないモデルと分かっていても、入会しぶるほど抵抗する人は少ないと思う。
私はスピリチュアル系の記事作成苦手なので断ることが多くって、どうしてもAI素材使いにくい題材が多くなってしまいます。
リアルな人物写真の方が違和感ないテーマが多いので、AI素材選びにくいってだけ。
ほんと、分野や内容によってAI生成素材がハマることもあるはず。
着物サイトの記事作成なら、やっぱりAI生成素材は選びませんね。
着物って難しいのかな?普通の洋服や肌見せよりもファンタジーっぽくなっちゃって、違和感でまくりです。着物警察じゃない私でも疑問に思うぐらいだから、着物好きや着物に関心のある方をターゲットにしたときにはリスクが高い!
素敵だなーと思うAIの着物素材、まだ出会ったことないです。
これから出てくることに期待ですね。素敵な和装の花嫁衣装とかあったら、結婚式テーマの記事作成に使えそうです。結婚式は非現実的な世界観なので、AI生成画像も使えそう。
フリー素材で見つからなければ、クライアントに打診して有料ストックフォトサイトでお金出して写真購入してもらった方が良いかもしれません。
PIXTAは日本人素材多いので、AI生成ではない着物写真も多いです。
多いどころか、クオリティの高さに驚きます!!カタログ見ているみたいに素敵過ぎる着物写真が多くって。
1枚から購入できますが、ブログ量産する・まとまった記事数必要な方は定額制プランを利用するのがお得♪
私ならクライアントさんが「着物テーマのストックフォト使いたい」って言っていたら、迷わずPIXTAをおすすめします。

Webライターやっていると、たまにストックフォトについて聞かれることもあるので、知っておいて損はないかもしれません。
でも、AI生成素材はまだ登場したばかりなので、これからどんどん進化して、うまく作れるクリエイターもどんどん出てくるかもしれませんね。
ストックイラストやっている身としては危ういけれど、まあ、AIとは別物だと割り切っています。どんなに進化しても、本物の人間撮影した写真の需要が減ることはないと思うので。
もうちょいAIの進化を見守りつつ、いろいろ考えてみよう。