去年に引き続き、2回目の参加です。
東京公演は2日間ありまして、1日目はバンドスタイル、2日目は単独引き語りスタイル。去年同様、2日目だけ行ってきました。
去年は嬉しくも1列目をゲットしたんですが、なんせ端っこでして。
中田裕二との視線がまったく合わない合わない!
彼は視力2.0らしいのですが、草食動物ではないので、端っこまでは見えてないんじゃないかと。
でも、素敵な横顔をじっくり堪能しながら聞くことができたので、それはそれは幸せな時間でした。
で、2018年12月27日の公演は、列はちょっと遠ざかりつつの、去年よりは真ん中寄り。
いわゆる、「いま、目が合った!!」と、ほどよく勘違いできる位置に。今年もとっても楽しませてもらいました。
謡うロマン街道は選曲が多彩でおもしろい
カバーからオリジナルまで、その日その場の気分で歌う曲を選ぶロマン街道。吉幾三から椎名林檎まで中田節で歌い上げてくれます。
昭和歌謡曲から洋楽、「おてもやん」まで歌ってくれる多彩さ。どれも自分の曲のように簡単そうに歌うけれど、ただのカラオケじゃないんですよね。
どの曲もそれぞれ独自の表現を入れていて、聞かせどころをしっかり押さえてくる。1曲ごとにストーリーがあるから、単調にならない。
プロだから当然と言えば当然だけれど、そこに好みが分かれると思います。多分、それが自分にちょうど良くはまって心地良い。
かゆいところに手が届いた感じ。「あー!それそれ!」って、欲しがっていたものをちょうど良く用意してくれるような快適さ。
そういうポイント押さえて即興で提供できて、しかも全然「努力しましたから」って感じ出さないスマートさがかっこいい。
「やってやる」「見せつけてやろう」っていう我を出す感じじゃなくって、「どうしてもやりたくて」「大好きだからやる」という、他アーティストをリスペクトする気持ちから歌っているのが、またかっこいい。
そりゃあ、好きになってしまいますよ。
洋楽も数曲。
以前も思ったけれど、洋楽だと歌声がさらに丸くなる感じ、結構はまります。日本語とは違う聞こえ方が気持ち良い。
英語歌詞でオリジナル作ってくれないかなー。絶対リピートしまくるはず。
3回目のリバーサイドホテル
井上陽水の「リバーサイドホテル」。これ聴くの今回で3回目です。ロマン街道3回中3回聞いています。
定番カバーなんでしょうが、聞くたびにハマります。あの歌詞ってすごい不思議だけど、それを名曲にしてしまえるすごさ!
「金属のメタル」「川沿いリバーサイド」について、以前中田さんが語っていたので、聞くたびにジワジワきます。
でも、おもしろさとか不思議さが気にならないほど良い曲なんですよね。
同じ井上陽水ならば、↓のCDに収録されている「いっそ、セレナーデ」が大好きでして。
最初の「あまい口づけ~♪」のあまり甘さに毎回やられています。本当、甘くてむせます。このままむせ死にしても悔いなしと思えるぐらいです。
ぜひ、「リバーサイドホテル」とともに、「いっそ、セレナーデ」もいつか生で聞いてみたい。
歌は言うまでもないが、トークも良い
歌の良さはもはや語りきれないけれど、トークも好きです。
話し声が妙に落ち着くんです。低いトーンでゆったりとしつつも、早すぎず遅すぎないスピード感。
ずっと聞いていられる。着ボイスにしたいぐらい!・・・ないけれど。
カセットテープにはまっている話が印象深かったな~。ラジカセがいかに入手しにくくって、それをどう手に入れるかまでの話があんなにおもしろいなんて!
ロマン街道ってゆるゆるな感じで、ちょっとトーク多いのも嬉しいです。いろいろとお話してもらえる感じとか。譜面めくりながら迷っている間に「あ、喋ってていいですよー」という何気ない一言とかになごまされます。
お客さんがみんな幸せそう
「幸せに包まれた空間」との奥野さんのツイートがありましたが、まさにその通り。
公演中はほぼ暗闇だし、ステージ上しか見ていないんですが、周囲のお客さんの空気がめちゃめちゃ幸せそうでして。
演奏中の手拍子はもちろん、各々が体を揺らしたり口ずさんだりとしているようで、全身で音楽を楽しんでいるようすが。
後方席にいると、余計に前列の方のようすが伝わってきます。(去年は1列目だったので分からず)
トークの合間にみんなが笑い、反応し、ときにはツッこみ。ライブならではの一体感がより感じられるのが、ロマン街道の醍醐味かなっと。
歌ってしゃべっている中田さんが幸せそうで、ファンも自分も幸せで、なんか、すっごく良い空間にいるんだなーと思い知らされて、楽しかったです。
「ひとり忘年会」とは言うものの、全然ひとりじゃないですね。
2018年も参加できて良かった!
なかなかツアーにも参加できず、全国各地を回るロマン街道にも参加できず、年末ライブだけ楽しませていただいた2018年でした。
同じ空間で音楽聴けるって、やっぱり良いですね。CDやDVDとは違う貴重な体験。最後に投げキッスしてもらうという贅沢、たまりません!!
いろいろあった2018年ですが、最後に良いもの見れて聴けて、幸せな気分で年越しできそうです。