素人がMVにあーだこーだ言ってはいけないと思うんですよ。曲を理解して、 聴き込んで、いろんなアイデア考えて準備して、「これはいいぞ!!」っていろんな人達が関わって作っているんだろうから、外野がなんか言うのもと思いつつ、心の中で「惜しい」とつぶやいてしまうことはあるもの。
超個人的なことだけれど、心に引っかかった中田裕二のMVについてご紹介します。
ビジュアルも含めて好きなアーティストのMVモヤモヤ
MVとしての出来栄えは正解だろうけれど、ファンとしては「そうじゃない」と思ってしまう作品ってないですか?
曲が持つ世界観を表現したり、メッセージをビジュアルで伝えるミュージックビデオことMV。
耳で聴くだけでなく、映像と合わせて見ることで、より深く楽しめることができますよね。だからね、わかっている。わかっているのだが、、、
アーティストの顔がもっと見たかった!
っての、ありますよね。
特にビジュアルも含めて好きな場合、その姿を拝めたいと思うもの。
ビジュアル優先のアイドルのMVだったら、彼彼女らの顔や表情、スタイル、仕草までじっくりとキレイに収めますよね。
ところが、ミュージシャンになるとそうでもない。
人によっては本人まったくあらわれず、女優や俳優が演じることも。本人が出てこないって寂しくなってしまうのだが、それってどうなんだろう?
アーティストによるのかな?
私は好きなアーティストが出てくるMVが観たいです。歌っていたら嬉しいが、歌っていなくてもOK。今の姿を残して欲しい。
惜しい!と思う中田裕二のMV3選
もちろん個人的に思っているだけだし、悪いと思ったわけではありません。
曲の世界観を表現するにはとても素晴らしいと思っています。いろんなアプローチがあるんだなって、作り手のアイデアには感心してしまいます。
映像もキレイだし、曲とすごく合っている。これが正解とすんなり思える。
え、でも、えっと・・・、欲を言えば「惜しい!なぜ・・・」と思ってしまうんですよ。贅沢言ってごめんなさい。
そんな中田裕二のMV3つをご紹介します。
正体 (2018.3.21 アルバム『Nobody Knows』より)
こちらは本人出演のanother ver.
ということはですよ、アナザーじゃないのがあったんですよ。しかもそちらのほうがアルバム発売のタイミングで出てきまして、本人ver.はちょっと遅れて出てきました。
オリジナルには本人が出演せず、海外の方二人がストーリーを演じるというもの。曲のコンセプトとキャッチコピーに合わせて作られたようです。
ダサめの男の子なんだけれど、ギターを弾きながら歌いだしたらすっごい色っぽくって、チアガールの女の子が終始悶えるという、ね。
↑のお姉さんが出てきます。
あ、キャッチコピーはね「18禁の歌声」
・・・他になかったんですかねえ?
ギターを弾く手だけ、本人のものだったって。ちゃんと本人出演のもあるなら、最初からコチラで良かったと思う。
でも、オリジナル版のストーリーはなくて大丈夫です。あれ見ながらどういう気持ちで聞けばいいんだ?って。ちょっと複雑だったんで。
Deeper (2017.3.22 アルバム『thickness』より)
これ、すっごいんですよ!!アート作品。水の中に溶ける水彩みたいな、不思議な世界観。
絵なんだけれど絵じゃない。動画だけれど、こんなキレイなの観たことがない!
曲のイメージと合っていて、見事に惹き込まれてしまいます。
これはこれで大正解というか、すごいんですよ。ただ、やっぱり本人実物を観たかったという気持ちは拭いされない!
いや、このタッチで描いたからこそDeeperが活きているんです。本人がそのままカメラの前で演技しただけなら、こうは作れない!
分かっているのに・・・!と、歯がゆい思いをさせられる作品です。(でも好き)
ランナー (2019.5.15 アルバム『Sanctuary』より)
アルバム発売よりずっと早く、シングルとして配信された一曲。3分かからない短さです。サクッと聴けるけれどクセになる。
都会の街並みを背景に、たたずむ中田裕二。個人的には重めの前髪にしたヘアセットとか、衣装とかすごくすごく好みなんですが、いかんせん顔が映らない!
まず、宙を舞う白い布がことごとく視界を邪魔してきます。そして後半には謎のCGが出現。ワシャワシャした針金みたいなの。
邪魔というか、こっちのほうがメインなんだろうけどね。
景色や布にワシャワシャが被るのはともかく、御本人の顔に被りまくる。
そして曲が終わりそうな頃には、布とワシャワシャしたCGがダブルで本人に被る!
ちゃんと被っていないシーンもあるのですが、なんかもどかしい。もっと中田裕二を拝ませて欲しい。
いや、MVだからね。コンセプトがあって作られているものだから、きっとこれでいいんだよね。
でも物足りない。どけたい。
MVはファンだけのものじゃない
MVはミュージシャンより楽曲のためのものかな?と思っています。本人のプロモーションじゃなくって、 曲を聴かせるためのもの。
だから、ユニークな手法を使って動画で興味を惹いて、曲に関心を持たせるから、本人が出ても出ていなくてもいいし、出ていてもそれほど強くアピールしなくてもいいんだろうなって。
人気の若手俳優が出ているからMVを見る。「あ、良い曲じゃん」と思って曲をDLするとかね。
ファンならライブ行って本人拝めば良いし、DVD買えばいいじゃんって話だと思うんですよ。
本人前面に出したMVじゃ変わり映えしない作品ばかりになって、それこそファンしか見なくなるかもしれないし。
そう、だからこれでいい。
だが、ファンになるともっと本人が観たい。新しいMVが出るたびにドキドキします。
でも、ちゃんとまるっと中田裕二を堪能させてくれるMVもあるから大丈夫!後日サクッとまとめたいと思います。