イラストレーターになりたいライターのブログ

webライター&イラスト描きです。ライティングしながらイラストを描く日々をつづっています。

余計なお世話だが「そのネットショップどうなの?」と思った3選

WEBライターやっていると、商品がより魅力的に伝わるようにと、サイトに掲載するコラムの執筆依頼を受けることがあります。

コラムとかブログを読んで、商品に興味を抱いてもらう。

または検索されやすいキーワードを入れてGoogleなどで表示されやすいようにして、コラムを見つけてもらってから商品ページへと誘導するって感じです。

 

かなりの数やってきましたが、たまーに「このネットショップどうなの?」「その指示はどうだろう?」と内心思うこともあります。

 

ほんと、余計なお世話なのですが、せっかく集客しようしているのに何でそんなことしちゃうの!?と思った3選をコソッと書いておきます。

 

※内容はアレンジしているので、実在の商品やサービスとはちょっと違います。

 

1. 柄を柄で打ち消したネイルチップ

ネイルチップを販売されている方から、ネイルに関する記事執筆依頼を受けていました。

サイト確認しましたが、うん、写真が悪かった。柄背景の上に柄の入ったネイルチップ置いているんですよ。

 

ピンクのボーダー壁紙の上に、イエローのフラワー柄ネイルチップみたいな感じ。

 

なんで?背景無地で良くない?せめてテクスチャ背景とか大理石柄ぐらいでいいと思う。

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(c)桜 マチ - イラスト素材 PIXTA -

↑こういう地味なのでいいと思う。なんなら白でいい。

 

テイストも「カジュアル × ロマンチック」でバラバラじゃない。どういう意図なのか分からないけれど、斬新過ぎると思う。

 

まだショップをオープンしたばかりで、商品もほんの数点でしたが、すべてのチップがそんな感じの写真が掲載されておりまして。。。そのうえ1点は人気アニメの柄を取り入れたネイルチップ。

ここまで子供じみてはいないが、まあこういう感じだった

 

 

・・・なくはないが、すでに他のショップもやっているし、ターゲットをかなり限定するデザインだと思う。指1本ずつ柄違うから、かなり個性的。

販売実績があるかどうかわからないショップがやるのは、ちょっと冒険だと思うし、他商品とコンセプトズレ過ぎと感じました。

 

「世界一のショップを目指したい」とおっしゃっていましたが、ライティングでお手伝いするのには限界がある!

 

せめて↓こういうの使おう?映えるよ?

 

 

ぜひライター探すよりも前に、センスあるアドバイザー的な人と出会って欲しいと思いました。

 

2. 嘘つきな商品説明

どう見てもウサギのキャラクターなのに、商品説明には「猫ちゃん」と書かれている。

新種?オリジナルだから?ちょっとわからなくってそれとなく聞いてみたら「ウサギの間違いでした!このあと直します」って返信がきました。

 

良かった。私間違っていなかったんだーと思ったけれど、長いことサイトに掲載されていた商品だったのに、大丈夫かな・・・と心配になりました。

 

記事依頼は「前は時々売れていたけれど、最近売れなくなってきたので紹介して欲しい」というもの。そうかー、前からアップしていたのかー。

逆に、猫かウサギか迷うようなキャラクターを購入した方はどういう気持ちで選んだんだろうか。気になってしまいます。

 

そんなこんなでスッキリ解決して執筆始めてみたけれど、「あれ?またおかしい」という点に気づきました。

 

別商品ですが、リングかイヤーカフか分からない!

 

大事なところだと思うんだが、商品紹介の中には特に記載がないし着用写真もない。

 

これ、、分かりにくいわ。今まで問合せとかなかったのかな?

サイトの他ページにも記載がないし、なんならリンク切れているようなサイトだから、他に記載されていても信用しにくい。

せめて肝心の装着部分の写真は欲しい。

 

私がお客さんだったら「わざわざ問い合わせるの面倒だから他のショップでいいや」って思っちゃう。

記事執筆依頼するよりも、ショップ内の情報しっかり詰めた方が売り上げにつながるんじゃないかと思いました。

 

たぶん、こういう商品だったんだと思う。

 

兼用できるのなら「兼用」って記載した方が分かりやすい。商品説明の中に「イヤーカフ」と「リング」の両方が記載されているだけじゃ分からん。

 

3. 謎のこだわりを持つショップ

ブランド力を高めたい、自社の商品はラグジュアリーがコンセプトなので、チープな感じにはしたくないとのことでした。

私が依頼を受けたのは「女性向けのコラム」でして、流行りなどをテーマにしたコラムの中で、さりげなく商品リンクを貼るとのこと。

例えば、「寒い時期にピッタリなおすすめのホットドリンク」を紹介しながら、ショップのティーポットをリンクにて貼っておくみたいな感じです。

 

ラグジュアリーのイメージをすごく優先していたけれど、価格帯はカジュアル寄り。安くはないけれど、高級路線ではないんですよ。

デザインも素材も良いものだと思うけれど、ラグジュアリーさを求める人は他ブランドをチェックする。「さりげなく日常使いできる、品質の良いアイテムですよー」というのがメリットなのに、ひたすらラグジュアリーを打ち出したがっていました。

 

継続していくうちに「どんなこだわりなのよ」と突っ込みたくなるような細かな修正が出てくるようになり、そろそろお断りしようかなーって思っていたところ、ある修正が発生しました。

 

「カジュアルという言葉は使わないで欲しい」

 

カジュアルを話題にしているわけではなく、コラムの冒頭で最近の話題として1回入れただけ。

意味が分からなかったので聞いたら、

 

「ラグジュアリーなイメージを大切にしたいから使わないで欲しい」

 

えっと、記事内容とほぼ関係ないワードでして、、、商品も御社ブランドもほぼ関連性のない話題なのですが。

 

「今日は残念ながら雨ですね」って挨拶したら、「10年前に豪雨で屋根が破損したこと思い出すから、そういう話しないで」って言われたぐらい話題の距離が遠すぎて混乱しました。

 

いや、普通の主婦やOLターゲットって言ってたじゃん。カジュアルってワードが出たからって「まあ、このブランドはなんてチープなのかしら!安っぽいから購入できないわ!!」とか思われるんだろうか?世界が違うんだろうか、い、異世界!?

 

庶民っぽいワードは一切触れてはならぬというコンセプトになっていたようです。

 

気づかなかった。だって他のワードだって日用品とかいっぱいあるし、「カジュアル」ってワードだけで気分害するような金持ちがこの価格帯のネットショップで購入するのかもよく分からんし。

 

そもそも私以外の方が書いたコラムだって、そんなラグジュアリーさはいっさいない。日常っぽい話題だった。

なんなら他ライターの書いたコラムのアイキャッチ画像、カシミヤストールの使い方がテーマなのに、写真は夏物ワンピースの女性になっているぐらいゆるかった。

細かい突っ込み入れてくるのに、要所要所にそういうちぐはぐさが目立つ。

統一性がないし、こだわるところが伝わってこない。コンセプトにゆらぎがあったら、お客さんも購入迷うと思う。そもそものコンセプトも「?」でしたが。

 

意外とある!抜けの多いネットショップ

以上、自分が関わって不思議に思ったネットショップでしたが、「割と詰めが甘いんじゃ?」というショップはいくつかありました。

minneとかでカテゴリ違いで登録していたり、写真ボケボケだったり。

 

たまに「集客&売上アップのための絶対的な記事が欲しい」ってご依頼されるのですが、「その前にサイト内、ちゃんと整えた方がいいですよー」と言ってみたいときもある。余計なお世話なので言わないが。

 

・・・と言いつつも、私もサービス売っている立場として気をつけねば。

 

特に「ライターのくせに日本語めちゃくちゃ間違っているじゃん」と思われてしまってはイカン。これが意外とあって困る。たまにプロフィールとか内容見直すと痛い間違いしていて、ショックで寝込みたくなります。

 

ネット上でお仕事している方、物売っている方たちは気をつけましょうね。私も気づいた点はお知らせするようにしています。

 

顧客視点を忘れないよう、ときどき鬼のように見直すようにしなきゃと思いました。