過去に結婚式のお呼ばれマナーについて記事を執筆したことがありまして、最近また調べなおす機会があったので、いろいろと感じたことを記載してみたいと思います。
自分が実際にお呼ばれしたときに調べたこと、ここ10年ぐらいで感じた変化やリサーチし直した情報を比較しながら、お呼ばれドレスのマナーについてつらつらと書いてみます。
「あのマナー鵜呑みにしていたけれど、改めて考えると変じゃない?」
そう、結婚式って変なマナーも混じっている。果たしてアレって本当に意味あるのか?
マナーとはなんだろうと、改めて思い直してしまいました。
ちょっと迷っている方、良かったら参考にしてみてくださいね。
- 「お呼ばれドレスマナー」に絶対的な正解はない
- オープントゥの靴を履くのはNG
- 結婚式にファーを着てはいけない
- 赤いお呼ばれドレスを着てはいけない
- 黒いストッキングは絶対にNG?
- 意味を知るとマナーも理解しやすくなるかも
「お呼ばれドレスマナー」に絶対的な正解はない
お呼ばれドレスのマナーで探すといろいろでてきますが、どれも絶対に絶対に正解というわけではありません。
まあ、配慮できるならした方が良い。中にはデタラメなのもある。「新婦のお色直しドレスと色が被ってはいけない」とか。当日のお楽しみなのに無理ありすぎる。
基本的には「白、白っぽいドレスを着ない」を守って、フォーマルスタイルを装えば大丈夫です。
例えばスニーカー履いていくとか綿のワンピース着ていくとか、でっかいトートバッグ持っていくとか、突飛な格好でなければ大丈夫。
他にもいろいろありますが、結婚式もスタイルが変わりつつあるので、絶対的にNGとされるマナーは少ないです。
一昔前だと「女性のパンツスーツNG」ってありましたが、今はドレッシーなデザインたくさん出てきて、アリという空気にもなってきました。時代よね。
二次会やカジュアルウェディングでパーティー形式だったら、あまり難しくマナー捉えなくても大丈夫。披露宴でもご両親や親戚がいない会とか、従来の結婚式や披露宴にとらわれない自由な形なら気にしなくってもいいかもしれません。
もう、招待状に「服装はご自由に」と書かれていたり「フォーマル不要!好きにおしゃれしてきて♪」みたいに言われるなら好きな格好でいい!
ただ、今回のマナーについては、普通の結婚式場やホテルなどでおこなう、上司や親戚なども集まる昔ながらのごく一般的な結婚式や披露宴を前提に話します。
女性ゲストとしてどうしたらいいのか迷ったら、参考程度に読んでみてくださいね♪
オープントゥの靴を履くのはNG
これ、結婚式で履いてはいけないという理由が「つま先が空いているから」なんですが、「妻が先立つ」という意味になるので縁起が悪く、NGと言われています。
意味が分かりませんよね。
ダジャレですが、いまだにド真面目な顔してこれをマナーだという人もいます。
そもそも、夫婦が同時に旅立つなんてことはないのだから、夫が先でも妻が先でも別に縁起悪いことじゃない。
結婚式に「喪」のイメージを持ち込むなという意味もあるのだろうけれど、「つま先」見ただけで「先立つ」と想像するの変じゃない?
ちなみに、和装って草履からつま先でていますよね。でもあれは「足袋を履いているからOK」なんですって。
じゃあ、オープントゥだってストッキング履いているからOKじゃん。素足でも何か履いていても「つま先」は「つま先」に変わらないのにねー。
つま先を隠したら今度は「夫が先立つ」とかになって、それはそれで縁起悪いとか言わないのかな?
でも、オープントゥは避けた方が良いという考え方はあっている。
やっぱりつま先とかかかととか、足が見えるデザインはカジュアルなのでフォーマル感が薄れるとのこと。
うん、サンダルよりはかしこまっているけれど、つま先隠れたパンプスの方がキチンとした印象にはなりますよね。
お葬式には履かないし、ビジネスシーンでも改まった席ではオープントゥは避ける。
そもそもストッキング履くので、オープントゥを履くとダサい。
あれ、素足で履いてオシャレに見せる靴なので、どっちにしろ結婚式コーデに合わせるの難しそうです。
迷うぐらいなら、やめといた方がいいかもしれません。ブーツやスニーカーよりはふさわしいのですが、わざわざオープントゥを履く理由もない。パンプスの方が後悔なさそうです。
結婚式にファーを着てはいけない
ショールとかボレロとか、ファーの素材を着てはいけないというマナーです。バッグとかも当てはまりますね。ファーバッグとかもNG。
フワッと華やかでリッチなイメージだから、冬のオケージョンにはめちゃくちゃ似合う!でも、「ファー=動物の毛」は殺生をイメージさせるから結婚式にはNGとされています。
でも、革靴とか革のベルト、革のバッグはOKなんだって。殺生とは?
さすがに現代ではリアルファーや動物の革を使うことはないので、そこまで殺生殺生と考えなくても良さそうです。
レオパード柄やパイソン柄を着ないのも殺生関係なく、カジュアルだから結婚式には合わないっていう意味ですしね。
ファーボレロとかファー素材のものって、毛が抜け落ちやすい。なのでドレスについてしまうこともあって、これがやっかいです。
あと、季節的に静電気で他の人のドレスやスーツに付着することもあるので、迷惑をかけないという意味でもやめておいた方が良いかも?実際に「知らない人が落としたファーの毛がドレスについちゃって不快だった」という声もありました。
食事をする場なので、料理に毛が入るのを嫌がる人もいるみたいですね。
あと、「ファー=防寒着」という考えもあるので、室内で着ているのが変という考えもある。さすがにドレスに合わせるものは防寒用に作られていないけれど、室内で帽子被っているような違和感があるんだろうなあ。
どうしても選ぶなら毛足が短いものにする、または道中だけ羽織るのが無難かもしれません。
あと、冬でもガーデンに出るような結婚式なら着用していった方がいいかも。まさに防寒着なので。
赤いお呼ばれドレスを着てはいけない
なんか、呪いのメッセージみたいになってしまいましたが、こういうマナーを言われることもあります。
理由としては、「赤は目立つから」
女性ゲストは花嫁より目立たないのがマナーとされているので、目立つ赤は避けましょうという話です。
でも、巷のお呼ばれドレスやオケージョンドレス、どう探しても目立つような赤はないです。くすみカラーブームでもあるので、バーガンディーやボルドーなど、大人っぽくも落ち着いた赤が多い。なので、花嫁より目立つことはありません。
花嫁から「私、お色直しで赤いドレス着るから、誰も赤い服着てこないで!」って言われたら避けた方が良い。それ以外はOKです。嫌がらせ以外で派手な赤を選ぶ人っていないですよね。
もしも知らずにお色直しで、花嫁の赤いドレスと被っても大丈夫です!
まったく同じ色味の赤にはならないし、どうやっても花嫁ドレスの方が華やかなので気まずいなんてことはないです。指摘する人なんていないし、いたとしたら心の中で「変なマナー病にとりつかれたかわいそうな人」って思ってあげましょう。
黒いストッキングは絶対にNG?
これ、よく知られているマナーですよね。冠婚葬祭において黒いストッキングを履くのはお葬式だから、結婚式ではやめとけっていう話。
ここまで浸透しきっていると、逆に履いていくと嫌がらせみたいになってしまうので履きにくい。何がなんでも黒いストッキングを履かなきゃいけないってこともないので、ベージュにしておく女性も多いと思います。
黒いストッキング履くことを前提にして、お呼ばれドレス選ぶって人もいないだろうし。
昔は脚に傷跡がある人や脚を出したくない人は、黒いストッキングを選ぶっていう傾向もあったんです。でも、黒づくめにならないようにしたり、ラメ入りの黒ストッキングを選んだりとか配慮していた。
あと、寒冷地でおこなわれる真冬の結婚式とか。寒いので黒タイツ履いていきたいとかもあった。
でも、今は少ないですね。近年のドレスが丈長めなので、そこまで脚が出ない。シックなカラードレスだと黒いストッキング履くと重くなるし、明るい色のドレスにはそもそも合わない。
ベージュストッキングの方が抜け感あって似合うようなデザインになっているので、黒ストッキングで悩む人も少なくなってきたようです。昔はもうちょいスカート丈短いのが主流だったのよ。
じゃあ、脚に傷があったり、めちゃくちゃ寒かったりしたらどうするのか?
そこで登場するのがパンツドレス!
格式高い結婚式や親族なら避けるけど、カジュアルでアットホームな披露宴とかなら、割とアリになってきた。フレアータイプだとスカートみたいに見えるから、悪目立ちすることもないし。
・・・というわけで、黒ストッキング履いて目立つぐらいなら、パンツドレスの方が無難かも。「お葬式のストッキング履いて着ちゃいましたー!」と思われるよりはよっぽどいいと思うので、ここは新郎新婦の顔を立てると思ってベージュストッキングにしておくのが正解っぽいです。
意味を知るとマナーも理解しやすくなるかも
お呼ばれドレスのマナーについて、思うところについて書いてみました。
ルールみたいに「昔からこうだから!」じゃなく、もうちょい意味を知っておくとマナーも考慮しやすくなるかも?
「せっかくのお料理に毛が入ったら嫌だなー」と思うと、フサフサファーのボレロとかやめておこうと思いますよね。
基本的には新郎新婦や親族を優先しながら他ゲストにも配慮し、女性ゲストならば主役である新婦が輝けるような装いにすること。
常識ないゲストだと思われて、新郎新婦が同類に見られないようにすれば大丈夫かと思います。
歴史あるホテルの挙式にサンダル履いていくとかしなければ、あまり意地悪な目で見る人もいないと思います。まあ、当日行ってみないと、どんな人が来るか分からないですしね。
マナーもいったん「本当かな?」って立ち止まって考えてみると、理解しやすくなってお呼ばれコーデも選びやすくなります。
「揺れるピアスをつけると家庭の揺れを暗示するからNG」とか「白い小物 (バッグや靴)も花嫁と被るからNG」いうアホマナーも、ウソだと分かるようになるはず。
正直、Webライターの仕事10年以上もやっていると分かるんですよ。有名なメディアでも無名のライターたちに依頼して大量に記事仕上げてそのまま掲載しちゃう。そして別のメディアで別のライターがそれをほぼコピーして納品する。
根拠ないウソ情報引っ張ってきて、裏取りしないまま記事として掲載しちゃう。延々とコピペされた情報がネットにあふれるの。誰も疑問にも思わないまま、連想ゲームの結果だけ掲載されちゃうんですよね。
もはや何が本当でウソか分からなくなることもあるかもしれませんが、丁寧に調べて理解して、最良のコーデを選べたのなら、十分お祝いの気持ちは装いから伝わります!
大丈夫!本当に変な格好で着ちゃう人って、何一つ調べないし考えない人なので。
ちょっとでも「マナー大丈夫かな?」って思える人は、良識あるお呼ばれコーデつくれるよ♪
ぜひぜひ、自信を持って素敵なお呼ばれコーデで結婚式を楽しんできてくださいね。
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黒いドレス着たいけれど心配・・・?